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敬称の使い方を間違ったために人間関係が悪くなることも多い。

かつて、年下の先輩社員に「君(くん)づけ」で呼ばれた後輩社員が、その先輩社員をナイフで刺した事件があった。

言う方は何気なく使った敬称であっても、「言われた方をひどく傷つける」ことがある。

逆に、過剰な敬称もみっともない。

オフィスでよく耳にするのが、部長や課長の下に「さん」や「様」をつける言い方である。

「山田課長さんはいらっしゃいますか?」

「田中部長様にお目にかかりたいのですが」

「さん」や「様」をつけないと丁寧ではないという思い込みがあるのだろうか、社内でさえ「森本部長さん」などと言っているのをよく聞く。

部長、課長という言葉自体、名前の後に付ければ敬称となる。

それにさらに「様」をつける必要はない。

肩書の下に敬称をつける必要はないのである。

大橋直久(ビジネスコンサルタント)
2016/04/29(金) 08:28 大橋直久 PERMALINK COM(0)
あなたは先輩や上司が外から帰ってきたとき、どんな言葉をかけているだろうか?

ときどき耳にするのが「ご苦労さま」という言葉である。

先輩や上司が外回りの仕事で疲れて会社に戻ってくれば、「ご苦労さまでした」と言いたい気持ちになる。

しかし、「ご苦労さま」は「苦労をかけたな」と下の人の労をねぎらう言葉で、目下の人に使う言葉である。

下から言われても気にしない人もいるが、気分を害する先輩や上司が多い。

また気分を害さないまでも、「言葉づかいを知らないな」と思われる。

先輩や上司に対しては、「ご苦労さま」ではなく「お疲れさまでした」というのが正しい言葉づかいである。

同じような意味で、たとえば下請業者の方が納品に来たようなときも、「ご苦労さま」とは言わない方がよい。

納品に来た年配の業者の人の中には、若い社員から「ご苦労さま」と言われて、あまりよい気持ちのしない人もいる。

この場合は、「お疲れさまでした」「お世話さまでした」「ありがとうございました」といった言葉を使えばよいのである。

ただし、あまりに意識し過ぎてぎこちなくならないようにしたい。

要は「ご苦労さまでした」「ご苦労をおかけいたしました」「わざわざありがとうございました」「お世話をおかけいたしました」など、状況に応じて言い方を工夫することが大切なのである。

大橋直久(ビジネスコンサルタント)
2016/04/27(水) 12:24 ビジネス PERMALINK COM(0)
「すみません」と同様に、「どうも」の多用も気になる。

もともとは「どうもありがとうございます」「どうもすみません」など、なんらかの言葉が後に続くはずなのだが、それを省略してしまっているのだ。

聞く方も「どうも」と言われると、「ありがとう」「申し訳ありません」などと言われたような気になり、何となく納得してしまう。

たしかに「どうも」は便利である。

しかも気持ちを伝えられる言葉だ。

逆に何が「どうも」なのか、きわめてあいまいな言葉でもある。

後の言葉を省略せず、最後まできちんと言った方が言葉づかいとして望ましいのはいうまでもない。

大橋直久(ビジネスコンサルタント)
2016/04/22(金) 10:17 大橋直久 PERMALINK COM(0)
後に続く言葉を省略して使っているケースが結構多い。

たとえば「山田部長をお願いします」という外線電話があったときに、あなたならどんな応対をするだろうか。

本来であれば「失礼ですがどちら様ですか」と相手の名前を訊ねるべきだ。

ところがそれを「失礼ですが」「お名前は・・・?」と言葉を省略する人が多い。

上司に「この書類はどう処理すればよろしいのでしょうか7・」と聞くべきところを、「この書類は・・・?」と省略して聞いてしまう。

それでも言いたいこと、聞きたいことは相手に通じる。

しかしこうした省略形でしか話せない人は「言葉づかいを知らない」と思われても仕方ない。

言葉を省略し、後に続く言葉を相手に判断させるのは、大変に失礼な話だ。

また、それによって誤解も生じやすくなる。

言葉を途中で切ってしまうのではなく、最後まできちんと話すようにすることが、言葉づかいの第一歩である。

大橋直久(ビジネスコンサルタント)
2016/04/20(水) 12:19 ビジネス PERMALINK COM(0)
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