挙式後、新婚旅行から帰ったころに、新居に届くような配慮をすることが望ましい。
挙式前に贈るのは、相手に招待を強要している印象をあたえかねない。
また、同様の理由で、本人から知らせがなく、ほかから聞いた場合などは、あわててお祝いを贈らないほうが無難。
ありきたりになりがちな品物を贈るより、相手が自由に使える現金を贈る、というのが最近の傾向のようだ。
「記念」という意味では、品物に劣るかもしれないが、現実的で合理的な祝い方だと考えられているのだろう。
「割れない」という縁起をかついで、包む金額は奇数にする、という考え方もあるが、現在では特にこだわる必要もないだろう。
相手との関係、親しさ、目上、目下、披露宴の規模などを考えて決めるようにする。
また、披露宴に招かれていない場合は、少なめにするのが普通である。
また、紙幣は、しわのない新しいものを用意し、包むのがマナーである。
大橋直久(ビジネスコンサルタント)