双方の両親や当人どうしを紹介したら、お互いに席に着くわけですが、仲人は上座に着いてもかまいません。
というより、遠慮なく、仲人が上座についたほうがよいでしょう。
席についたら、改めて、仲人が見合いの宣言のようなあいさつをするように、と指導している本が多いようですが、特殊な場合以外は感心しません。
変に形式的なあいさつをすると、座を堅苦しくするだけです。
このような形の見合いでは、双方ともに、見合いの席であることはもちろん、仲人のことも、それまでの経過も知っているはずですから、座を堅苦しくするだけマイナスといえます。
改まったあいさつはぬきにして、しぜんに、一般的な話からはじめましょう。
大橋直久(ビジネスコンサルタント)