一般にはなじみが薄く、ホテルや専門結婚式場でもあまり式場の用意がありません。
ふつうは、自分の家の菩提寺か格式のある寺院で行ないますが、自宅の仏前で、僧侶にきていただいてすることもできます。
"ふたりは、この世に生まれる以前から結婚することが因縁づけられていた"という、仏教の結婚観に基づいていますが、浄土真宗、曹洞宗など各宗派によって多少違います。
たとえば、曹洞宗で行なう『洒水灌頂』は、浄土真宗では焼香にかわります。
ここでは曹洞宗の場合を説明しています。
当事者にも参列者にも服装の制限はありませんし、キリスト教信者の参列もかまいません。
なお、信徒の人には、式に数珠を持参するよう、参列を頼むときに言い添えます。
大橋直久(ビジネスコンサルタント)