「お人柄といい、ご出身校といい、ご交際範囲といい、ご立派すぎて私どもとは不釣リ合いで・・・。」
「ご趣味も話題も高尚で、娘は自信がないと申しております。」
これらはかなりよく使われている常套句ですが、
ふつうは「気が進みませんので・・・。」といえば、仲人はすぐに察してくれます。
具体的に先方の欠点を指摘することはタブーです。
それでも、先方が非常に乗リ気になってしまったリ、仲人がなかなか納得してくれなかったりで、何か理由をいわなければならない場合には、
「大変立派な方で、申し分のないお話なのですが、私とはどうも人生に対する価値観が違うようなので、ご遠慮したほうが・・・。」
「よくあたると評判の易者にみてもらいましたら、年まわりが悪いといわれましたので・・・。」
などといって断わると、相手を傷つけずにすみます。
大橋直久(ビジネスコンサルタント)